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ノーベル文学賞をもらうカワバタ少年のお話と

金曜日の読書会などなど、本の話題が満載です。

石田衣良

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石田衣良ブックトーク 『小説家と過ごす日曜日』
第10号を配信しました。

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今週の目次
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00 PICK UP「なぜ生きているかわからない」
01 ショートショート「ある少年のライフストーリー」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈10〉
03 “しくじり美女”たちのためになる夜話
04 IRA’S ワイドショーたっぷりコメンテーター
05 恋と仕事と社会のQ&A
06 IRA’S ブックレビュー
07 編集後記

今回は「PICK UP」で紹介されたQ&Aの冒頭をチラリとご紹介!

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00 PICK UP「なぜ生きているかわからない」
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▼Q▼

ぼくは就活もろくにせず進路も決まっていません。高校3年生の時にも進路が定まらず、悩んだ末浪人して今の大学に行きました。ぼくの悩みはなぜ生きているのか? また、なぜみんな普通に生きていられるのかということです。

それは高校生くらいからずっと考えていたことです。友人に相談しても今の言葉で言えば中二病と言われて終わってしまいます。そんな相談をするたびになぜみんなはそうやって普通に生きていられるのだろうと思います。こんな悩みを抱くこと自体、間違っているのでしょうか?

【A】

いや、23歳は悩むよね。なぜ生きているのかって、それは、生まれたから生きているっていうだけで、意味なんてないんだよね。例えば、深海で生まれたヒトデだって、ただ生まれたから生きているだけじゃない。

はっきり言えるのは、あなたは普通に生きているだけでは満足できないってことだよね。何か自分にとって本当に価値のあるものとか、生きる手応えみたいなものがつかめなかったら、生きていても仕方ないと思っているわけ。そういうタイプの人は、社会を円滑に回すための部品になって働くだけじゃなくて、何か全く違う自分の生きる目標みたいなものが必要なんだよね。だからそういうタイプだって割り切ってしまったら逆にいいんじゃないですかね。

新卒採用で大企業に入らないといけないとか、生涯賃金を何億円稼がないといけないとか、結婚や育児をしなきゃいけないっていう目標を1回全部外してください。生きるための意味や、目標を探すことに一生を使っていい人っているので。それはある種の宗教家や教育家、発明家、アーティストもそうです。そういう生き方をすればいいんじゃないかな。・・・(続きは11月27日発行のブックトーク第10号で……)

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毎回、驚きの質問が飛び交う「恋と仕事と社会のQ&A」コーナー。

今回の質問を駆け足でご紹介します。(抜粋でごめんなさい!)

  • ▼Q.1▼19歳学生です。これまでボーイフレンドは何人かいましたが、セックスをしたことがありません。怖くてできないのです。それをすることによって嫌われたり、自分の体のことを他の人に話されたりするのが怖くて先に進めません。自分に自信がないんで……
  • ▼Q.2▼21歳女子大生です。バイト先にとても仲の良い男子がいます。お互い、恋愛感情は全くないのですが、同じバイト先の女子が彼のことを好きらしく、「○○君と仲良くしないで欲しい」と言われています。どんなにただの友達と言っても信じてもらえませ……
  • ▼Q.3▼23歳会社員女子です。半年前に学生時代から付き合っていた彼と別れました。同じサークルの先輩でずっと憧れていて大好きだったのですが、やりたいこと(資格取得の勉強)を優先したいと言われました。その彼とのすったもんだを別の友人男子に聞い……
  • ▼Q.4▼以前メルマガで紹介されていた『ツァラトストラかく語りき』を読みました。とても面白かったです。哲学的表現に触れて今までの結婚観がかなり揺さぶられました。石田さん結婚とは何だと思いますか? 教えてください。
  • ▼Q.5▼30代結婚7年目のサラリーマンです。ぼくが悩んでいるのは不倫が止められないことです。好意を寄せてくれる女の子がいるとすぐに手を出してしまいます。しかし詰めが甘くてすぐに妻にばれてしまいます。女性はするどいですよね。特に妻は嗅覚が優……
  • ▼Q.6▼私は小説を書き始めて4年になります。これまで投稿して複数の賞で予選通過が複数回です。次のことが気になってなかなか創作に集中できません。半年ほど前に以前通っていた小説教室の主催者が、小説のHOW TO本を出版したのを知りました。本屋……
  • ▼Q.7▼私の夫は、子どもに対して怒鳴ったり叩いたりします。子どもが何か悪いことをしたら私は手を握って、目を見つめて怒鳴らないようにします。私は夫に叩いたり怒鳴ったりするのは嫌だからやめてといいますが、夫は「お前は甘すぎる。身体に教えないと……
  • ▼Q.8▼42歳の女性です。以前石田さんが「私は一切人見知りをしない、誰とでもしゃべれる」と言っていたのが衝撃的でした。そんな風に我が子を育てたいと思っていたからです。遺伝、家庭環境、学校生活、いくつか要因があると思いますが石田さんの人格形……
  • ▼Q.9▼伝統的に祖先崇拝が根強く残る地域に住んでいます。この地域では父系の長男が仏壇とすべての財産を相続するのが一般的です。もし男子がいない場合は父系の血を引く親族から男子を養子に取ります。ぼくも幼い頃に祖父の養子になっています。ですが、……
  • ▼Q.10▼人は好奇心の強い人とそうでない人がいると思います。好奇心がある人は「どうして?」「なぜ?」と疑問を持って物事を考えるから、それが向上心につながり、どんどんいい結果がついてくると思います。ぼくは好奇心がそこまでありません。例えばこ……
  • ▼Q.11▼ぼくは親から「気むずかしくて、育てにくい」と言われ続けたせいか、子どもの頃から自己評価が低く自尊心もあまりありません。その為すぐネガティブ思考になってしまいます。ぼくのように屈折した人間が自尊心を高めるためにはどうしたらいいでし……

さてさて、石田衣良の回答は?

続きはブックトーク第10号で・・・。

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