booktalk-2

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普通の女子が秘密の愛と性を
語る新コーナーも増えて、
さらに充実の第3号です。
原稿用紙100枚近い
フルボリュームでお届けします。

石田衣良

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石田衣良ブックトーク 『小説家と過ごす日曜日』
第3号を配信しました。

https://ishidaira.com/booktalk/

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今週の目次
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00 PICK UP「パラレルワールドの存在を信じますか?」
01 ショートショート「今夜、近くのバーで」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈3〉
03 “しくじり美女”たちのためになる夜話
04 IRA’S ワイドショーたっぷりコメンテーター
05 恋と仕事と社会のQ&A
06 IRA’S ブックレビュー
07 編集後記

今回は新コーナー「“しくじり美女”たちのためになる夜話」の冒頭をチラリとご紹介いたします!

また、もう一つの新コーナー「IRA’S ブックレビュー」では、まさに「ブックトーク」の名にふさわしく、石田衣良イチオシの本をご紹介。とっても楽しそうにお話しされています。(こちらは初月無料のメルマガ本編でお楽しみ下さい。)

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03 “しくじり美女”たちのためになる夜話
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誰しも恋愛に失敗は付き物。

しかし、失敗から学ぶことは多く、人は“しくじった”数だけ成長するとも言えるでしょう。

このコーナーでは毎回、一般女性をゲストにお招きし、すでに幸せをつかんでいる人にはその過程で得た教訓を、どうしても幸せをつかめずにいる人にはその原因を、鼎談形式でひもといていきます。きっとそこは、男女を問わず糧とするべきヒントで満たされているはず――。

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第1回:残念な男ばかり引いてしまうのはなぜ? お見合い女子の憂鬱。

《今回のゲスト》
トモミさん(仮名)。36歳・独身。
新聞社に勤務する、明るい知性派。
武器は優香似の顔とEカップ?

[聞き手]石田衣良/友清哲(ライター)

▼お見合いシーンにはびこる“地雷男”たち

友清:失敗を重ねたオンナは、あまねく魅力的である。そんなコンセプトに則り、恋愛に関する失敗談を根掘り葉掘り聞いてしまおうというこの企画。記念すべき第1回のゲストは、某大手新聞社に勤務するトモミさん(仮名・36歳独身)にお越しいただきました。

トモミ:初めまして、よろしくお願いします。

衣良:はい、どうぞよろしくね。

友清:トモミさんは新聞社勤務といっても記者職ではなく、イベント制作関連の部署に所属しているとのこと。ここ1~2年、婚活に本腰を入れているものの、どうにも残念な男性ばかり引いてしまうのが目下の悩みだそうです。

衣良:見たところ、とてもしっかりした雰囲気だし、ファッションも物腰も素敵な人だから、それなりの男性を捕まえられそうだけど……。婚活というのは具体的には何を?

トモミ:合コンにもたまに参加しますが、主にはお見合いですね。私は四国出身なんですが、地元に“お見合いおばさん”みたいな人がいて、「そっち(東京)にこういう男性がいるから、一度会ってみない?」と斡旋してくれるんです。これまでに10人ほど会いました。

衣良:ああ、なるほど。お見合いといっても形式張った感じじゃなくて、2人だけで会えるようにセッティングしてくれるわけだ。堅苦しくなくていいと思う。ちなみに、「残念な男性」というのは、たとえばどんな人?

トモミ:先日ご紹介いただいた方は、もう待ち合わせの段階から妙な感じでしたね。最初に先方から電話をもらった際、いきなりお酒を飲むのも気が引けたので、「今度の日曜にランチでもいかがですか」と言ったら、「わかりました。13時でいいですか? お店を予約してまた連絡しますね」と。ところが、翌日かかってきた電話で「日曜、18時から自由が丘でお店を手配しました」と言われて……(笑)。

友清:まるで話が通じていない。天然なのでしょうか。

トモミ:私も「あれ?」と思ったんですけど、でもまあ、どのみち夜も空いていたので、「わかりました」と応じたんです。で、日曜に待ち合わせ場所へ行ってみると、あまりにも……なファッションの男性が待っていて。

衣良:あはは、どんな感じの人だったの?

トモミ:小太りな体型は仕方がないとして、サイズの合わない半袖シャツを着ているものだから、五分袖みたいな着こなしになっているのがまず目につきました。さらに裾をジーンズに“イン”していて、妙にバックルの大きなベルトが、まるでチャンピオンベルトみたいに自己主張してましたね(苦笑)。

衣良:それは今時なかなかお目にかかれないファッションだね。それが彼なりの勝負服だったのかなあ。それで、どんなお店へ連れて行ってもらったの?

トモミ:自由が丘にも、戦後の風情を残した古びた一角があるんですけど、彼はそっちへ足を向けながら、時折小声で「あれ、おかしいな」と漏らしつつ、最終的に雑居ビルの地下のお店に連れて行かれました。扉を開けると、中は完全にスナックでしたね……。

(続きは8月14日発行のブックトーク第3号で……)

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