booktalk-2

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♯月イチ2文運動、その後は?
ほんとに困ったときに作家がつかう手とは?

今回の『ブックトーク』は職業作家の内幕ものです。

石田衣良

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石田衣良ブックトーク 『小説家と過ごす日曜日』
第24号を配信しました。

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今週の目次
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00 PICK UP「育休のしわ寄せで残業ばかりでつらい」
01 ショートショート「作家の天使と悪魔」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈24〉
03 “しくじり美女”たちのためになる夜話
04 IRA’S ワイドショーたっぷりコメンテーター
05 恋と仕事と社会のQ&A
06 IRA’S ブックレビュー
07 編集後記
今回は「衣良とマコトのダブルA面エッセイ」の中から冒頭をちらりとご紹介。

石田衣良とご存知『池袋ウエストゲートパーク』の主人公マコトが、 考えたこと、感じたことを、誠実に自己検閲なしで語っています。

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02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈24〉
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◇♯月イチ2文その後   石田衣良

さて、ある日曜の夜、突然思いついて始めた月イチ2文運動。

生まれて初めてのハッシュタグだったし、まあそれほど盛り上がることもないよなあと実は半分あきらめていました。だいたいひとりで始める運動というのは、それほどの広がりを見せないことがほとんど。ネットには膨大な情報があるし、甘くない世のなかなのだ。

あれから2カ月ばかりたったので、その後の経過を報告しておきましょう。

ああ、忘れていた。知らない人に説明しておこう。『♯月イチ2文』というのは、「月に1回本屋さんにいき2冊文庫本を買おう」という実に素敵な運動です。ぼくも2冊分の文庫本のカバー写真をツイッターやインスタグラムにアップしてるし、読者からの写真もリツイートしています。どしどし送ってね。

ということで話はもどって、まずうれしい誤算だったのは、実にたくさんの人が♯月イチ2文に賛同してくれ、自分も自分と参加してくれたこと。みんなどうもありがとう。最近では送ってくれる書影が多くて、ぼくのツイートが埋もれそうなほど。でも、しばらくはこの調子でリツイートを続けるつもりです。まだまだ広げていきたいからね。本の世界を元気にするための運動なので、終わりはないのだ。この調子で、本好きなら誰でも知ってるというレベルになるまで、がんばろう。

この頃では各社の編集者と話していても、よく♯月イチ2文の話がでるようになった。ああいう運動を待っていました。考えみると、これまで作家や出版社から積極的に読者に関わっていこうという動きはあまりなかった。広告や宣伝はあっても、読者が自発的に動いて横につながったり広がったりという運動はとくにね・・・続きはブックトーク第24号で……)

 

◆リアル書店で2冊   真島マコト

おれはいちおう正社員だが、おふくろとおれだけの零細商店だから、給料は非正規のアルバイトとぜんぜん変わらない。

そうなると1500円を超える単行本はちょっと高くて、手が出せない。

だから基本的に「本といえば文庫本」というのが鉄則。

その代わり、文庫本は毎月10冊は買っている。

翻訳もののミステリーやSFは高くなって、ときに1000円を超えることがあるけど、それでもまだまだ文庫本は安いのだ。(編集者に聞いたけど、向こうの作家への前払い金が円安で高騰し、おまけに海外の本が売れないダブルショックのせいだとか、なんだかな)

好きな本を2冊選んで、1000円と少々。

たっぷり数時間×2は楽しめる。

いきつけの本屋で月に2冊文庫本を買う運動なんて、うちの作者も気のきいたことをやるじゃないか・・・続きはブックトーク第24号で……)

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毎回、驚きの質問が飛び交う「恋と仕事と社会のQ&A」コーナー。

今回の質問を駆け足でご紹介します。(抜粋でごめんなさい!)

  • ▼PickUp▼会社に育児休暇で休む女性が増えました。彼女たちのしわ寄せを独身の私が背負い、毎日残業の日々で彼女たちを妬んでしまいます。このまま結婚できず出会いもなく歳を重ねるのが恐いです。会社や国は育児休業を推進していますが、現場のことを……
  • ▼Q.1▼この春から1人暮らしを始めた大学1年生です。入学以来すべての授業が無遅刻無欠席だったのですが、連休明けに一度寝坊して以来、その後遅刻ばかりしてしまうようになってしまいました。どうすればいいでしょうか?
  • ▼Q.2▼34才男性です。もうすぐ第一子が生まれるにもかかわらず、浮気癖といいますか、性欲が止まりません。先日も、いわゆるセックスフレンドと楽しんでしまいました。ことを終えたあとは、「これがラストかな」とは思うのですが、その次の日には、コン……
  • ▼Q.3▼メルマガ第1号で「息子が素敵な恋愛をするために」という質問にご回答をいただいた者です。その節はありがとうございました。あたたかいご回答に胸が熱くなりました。先生は以前メルマガで「小説の世界にエロスがあふれると、日本人も幸福になるの……
  • ▼Q.4▼私の職場に、パッとしないのになぜかもてる男性がいます。彼は痩せ型で平凡な顔立ちをしていて、服装も地味な冴えないタイプです。性格もおとなしく、仕事でもすごい成績を出しているというわけでもありません。ですが、奥さんはきれいでスタイルも……
  • ▼Q.5▼このあいだ散歩をしていたら、桜並木の下を、手をつないで歩く老夫婦の姿を見かけました。熟年離婚などが増えているといいますが、あのように年をとっても仲良く過ごせる夫婦が私の理想です。老後も夫婦仲良く過ごすコツはありますでしょうか?……
  • ▼Q.6▼ぼくは人妻と付き合っています。彼女には子どももいます。お互い愛し合っていて、結婚をしたいと思っています。子どもも自分が育てる覚悟です。しかし、旦那が離婚を許してくれません。不倫していることを知ったら不利になるので、ばれないようにし……
  • ▼Q.7▼私は人事で採用担当をしています。会社は中小企業で給料もよくないし、残業も多いし、福利厚生もよくありません。仕事内容も肉体労働です。会社のアピールをして学生を勧誘するわけですが、自分がもしこの学生の親なら、うちの会社には入ってはだめ……

さてさて、石田衣良の回答は?

続きはブックトーク本編でお楽しみ下さい。

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石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』では、読者からの人生相談を募集中。

恋愛、就活、不倫、セックス、同性愛、お金、介護・・・さまさまなジャンルに石田衣良が鋭い切れ味でお答えしています。

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