────────────────────────
2016年に求められる「スルーする力」、
AIテーマの続篇など、
新年号も読みごたえたっぷりです。
石田衣良
────────────────────────
石田衣良ブックトーク 『小説家と過ごす日曜日』
第13号を配信しました。
────────────
今週の目次
────────────
00 PICK UP「妻に恋していない」
01 ショートショート「更新」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈13〉
03 “しくじり美女”たちのためになる夜話
04 IRA’S ワイドショーたっぷりコメンテーター
05 恋と仕事と社会のQ&A
06 IRA’S ブックレビュー
07 編集後記
今回は「衣良とマコトのダブルA面エッセイ」の中から冒頭をちらりとご紹介。
──────────────────────
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈13〉
──────────────────────
◇スルーする力 石田衣良
韓国の2014年度年間ベストセラー第1位は『嫌われる勇気』という日本人の著者が書いたアドラー心理学の解説書だったという。へえ、韓国の人でも嫌われるのは案外イヤなんだなと、おかしなふうに感心した。
ぼくは学生時代に心理学をかじり、アドラーについてはすこし読んでいた。そこで『美丘』の大学の授業の場面で、この人の心理学についてさらっと触れたりもしている。けれど今回はアドラーの学説について書きたい訳ではない。
肝心の本は買いこんで手元においてあるが、まだ未読で積んだままだ。あまりビジネス書や自己実現系の本が好きではないせいもあるのだろう。この本はすぐに読みたいということはなかったけれど、タイトルが素晴らしいので手にとらざるを得なかった。嫌われる勇気という言葉のなかに現代を生きる人間にとって、もっとも重要な要素が詰まっている。さまざまな本が綺羅星のように並んだ眩しい店頭で、そんなふうに直観したのだ・・・(続きは1月8日発行のブックトーク第13号で……)
────────────────────────
毎回、驚きの質問が飛び交う「恋と仕事と社会のQ&A」コーナー。
今回の質問を駆け足でご紹介します。(抜粋でごめんなさい!)
- ▼PICK UP▼はじめまして。最近4人目の娘が生まれました。38歳の男性既婚者です。私は昔から、結婚願望というものがなく、現在に至っても結婚していることを不思議に思うことがあります。妻とは学生時代に知り合い、卒業直前に子どもができたことで……
- ▼Q.1▼21歳学生です。私は周囲から「きれいだよね」「かわいいよね」と言われるのが嫌です。自分をブサイクとも、特にかわいいとも思っていません。が、同僚や友人達との会話で、時々「○○はかわいいから」と言われ困ってしまいます。そこで謙遜するの……
- ▼Q.2▼第7号で、乳癌の質問に答えてくださってありがとうございました。少し前ですが、放射線治療が終わりました。来夏頃まで標的分子治療薬の化学療法は続きます。衣良さんの淡々としているアドバイスが前を向かせてくれます。放射線が終わったら夫婦で……
- ▼Q.3▼こんにちは。44歳の女性です。結婚して子どもが生まれてからすぐに主人がパニック障害になり、うつ病を煩っています。子どもも中3になり少し手を離れました。でも、心の病にかかっている主人への気遣いや、調子が悪いときの周囲へのフォローをず……
- ▼Q.4▼最近読書に目覚め、日に1冊を目標に読んでいます。この2カ月で読んだ数は50冊以上。これまで読書という読書をしたことのなかった私は、電子書籍サイトの売上ランキングはもちろん、地元図書館スタッフのお勧めコーナー、雑誌で紹介された本など……
- ▼Q.5▼いつもメルマガで小説を読ませていただいています。私は『うつくしい子ども』『娼年』が特に好きで、人生に最も影響を与えてくれた2冊だと思っています。相談は恋愛についてです。私は今22歳で、3年以上付き合っている彼女がいるのですが、彼女……
- ▼Q.6▼40代の男性です。以前メルマガで、「学校でつらいことがあっても、とりあえず逃げて社会に出れば、いろんな世界がある」と言っていましたが、学校での評価が低いままだと社会で採用になってもなかなか上手くいかないことが多々ありました。今はバ……
- ▼Q.7▼最近身近に赤ちゃんが生まれた友達がいて、4歳の子どもが「赤ちゃんどうやって生まれてくるの?」としつこく聞くようになりました。私の頃は小学校高学年で性教育の授業があって、それで初めてどうやって生まれてくるのか知ってすごくショックだっ……
- ▼Q.8▼この時期になると憂鬱に感じるのは年賀状作成です。年賀状でしか付き合いのない人とかもできて、辞め時がわからなくなります。もちろん、いただくと嬉しいのですが……。衣良さんはどうされていますか。私は枚数を毎年減らしていこうと思っているん……
- ▼Q.9▼私の会社はよく言えばIT系企業なんですが、いわゆる出会い系サイトの運営をやっています。そのため「どこに勤めているの?」という質問に回答しづらくて困っています。しかもITといっても、いつもアダルトサイトを使う人からの電話応答や、アダ……
- ▼Q.10▼私の隣の席に座っている先輩はとにかく一日中ひとりごとを言っています。「ああ、そういうことか」「これどうなっているんだ、調べてみよう」みたいな感じでひたすら喋っています。気が散ってたまらないのですが、小心者なので何も言えません。何……
- ▼Q.11▼くだらない悩みで大変恐縮ですが、真剣に悩んでいます。私の好きな人は大の巨乳好き。飲み会の席で巨乳がいかに素晴らしいかを周囲に熱弁するぐらいのおっぱい星人です。でも私はBカップなので、それを聞くたびに切なくて悲しくなります。貧乳の……
さてさて、石田衣良の回答は?
続きはブックトーク第13号で・・・。
────────────────────────
石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』では、読者からの人生相談を募集中。
恋愛、就活、不倫、セックス、同性愛、お金、介護・・・さまさまなジャンルに石田衣良が鋭い切れ味でお答えしています。メルマガでは、1号につき10以上の質問に回答中。
そして、石田衣良ファンにも嬉しい、毎号のショートショート書き下ろし。
「メルマガ」と題してはいますが、実は文章量が原稿用紙100枚にのぼる、重量感のあるエンターテイメント・メディアなのです。
1号あたり400円(+税)で、石田衣良の人生コンサルティングが受けられて、さらに毎号新作が読めてしまう・・。
乾いた日常に、極上の愉しみをお届けします。
初月無料ですので、ぜひ一度、全編を味わってみて下さい。
【メールマガジン】石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』は、毎月第2・第4金曜日に配信中!
新コーナーに動画配信と、ますますパワーアップしております。
メルマガのご登録初月は無料。当月配信分、全てお試しいただけますので、ぜひお気軽にお楽しみ下さい。
詳細はこちら→https://ishidaira.com/booktalk/
────────────────────────
◆バックナンバー販売のお知らせ◆
過去に配信したメルマガバックナンバーは、以下よりご購入頂けます。
・キクタスストア http://kiqtasstore.com/ishidaira/
「バックナンバーを購入する」から
・夜間飛行 http://yakan-hiko.com/ishidaira.html
・まぐまぐ http://www.mag2.com/archives/0001660015/
────────────────────────