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全力で振り切ったメルマガ
創刊号ができました!

石田衣良

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石田衣良ブックトーク 『小説家と過ごす日曜日』
本日創刊いたしました。

https://ishidaira.com/booktalk/

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今週の目次
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00 PICK UP「息子が素敵な恋愛をするために」
01 ショートショート「木曜日のエスケープ」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈1〉
「ネットでキラキラしている人」の日常生活を
想像したことありますか?
03 IRA’S ワイドショー たっぷりコメンテーター
04 恋と仕事と社会のQ&A

今回は「Q&A」コーナーから一部をご紹介いたします!

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04 恋と仕事と社会のQ&A
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読者のあなたのパーソナルな質問や相談に、石田衣良が腰を引かずにきちんとお答えします。恋や結婚の悩みや夫と妻の家族問題、仕事の悩みや経済の難題、そして世のなかで発生するすべての問題について、いっしょに考えます。お悩みどしどしお寄せください。

ご質問(400字以内)の投稿はこちらから

※必ずしも全てのご質問にお答えできるわけではありませんのであらかじめご了承ください。

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▼Q.1▼
43歳、バツイチで子どもが2人いるシングルマザーです。長く妻子ある人とつきあっています。子どもたちが成人するまでは再婚する気もないし、子ども優先のスケジュールにも理解があるし、お互いに都合のいい相手です。体の相性が最高によく、食べ物の好みも一致するので、会っているときは本当に楽しいです。普通の恋人よりもいろいろと大変なやりくりをして、 会う時間を毎週のようにつくってくれるし、プレゼントもくれます。でも映画や旅行、入院のお見舞いにはいけません。たまに愛人という立場が苦しくなります。このままでいいのでしょうか?

【A】
なるほどねえ。ある意味、これは理想的にうまくいっている愛人関係なんですよね。もう大人の女性ですから、男の人に何を望むのか ということが、自分でもちゃんとわかっていると思うんです。あなたのルールを相手も守ってくれるし、不倫なりに誠意を尽くしてくれているんですよね。ただ、この辺がつらくないですか? 「映画や旅行、入院のお見舞いにもいけません」という部分が。

ぼく、思うのだけど、あなたはこの男の人が素敵だということもあって、義理立てしてひとりとしかつきあっていませんよね。
あなたはあなたなりに、週末に映画や旅行にいけるような人をつくってみたらどうでしょうか?
その場合に、不倫の彼とボーイフレンドを競わせればいいと思います。そうしたら相手も本気になるかもしれないし、逆にあきらめて自分の結婚に帰っていくかも知れません。そのへんはわからないですけれど、ちょっと安定しすぎているし、あなたが本当にほしいものに関しては手が届いていないので、それをやってみるというのがいいかもしれない。「あなたが結婚していることは知っているけど、私もあなたに会えない時間がさみしいので、会ってくれる男友達をつくってみようと思うんだけど……どう?」と揺さぶりをかけてみてください。

この関係をこわさないで、ボーイフレンドをもつのはいいと思うのですよね。結婚だけが最高の幸せじゃないし、結婚して不幸せな人もいっぱいいます。「愛人と幸せな人生をまっとうする」という人も、みんなが口ではいわないだけで、たくさんいると思うんです。

いま43歳でしょう? これが53歳になるとボーイフレンドを見つけるのもしんどくなってきますよね。
はっきりいって今はまだピチピチなので、ほかの男性を探したうえで、自分なりの幸せを考えてみるといいんじゃないでしょうか。
「幸せのかたちはもうわかっている」と思っているかも知れないけど、これからまた変わってくる可能性がありますよね。「体の相性が最高」といっているけど、体力が落ちてくるとそういうのもズレてきて、それよりもいっしょにいてくれる人のほうが優先される可能性も高いので。子どもたちのこともあるし、他の人も考えながら、今の彼をキープしてください。不倫相手の彼は、今ずるい立場じゃん。なので、あなたももうちょっと年齢なりにずるくなっていいんじゃないかと思います。

▼Q.2▼
母は私が恋愛をすることをあまり快く思っていませんでした。今でこそ結婚し子どももいて、母との関係も良好ですが、私自身は素敵な恋愛をしてきたとは言い難いです。
その辛かったり惨めだった思い出がいまだにトラウマだったりします。私にはちいさな息子がいます。息子には将来、いずれよき思い出となるような素敵な恋愛をしてほしいと願っていますが、私の母が私にしたように、子どもに恋愛の気配を感じるや否や「恋愛なんてだめ」などといってしまわないか不安に思うこともあります。恋愛下手だった私が、息子が素敵な恋愛をするためにしてあげられることは何でしょうか。あえて男性である石田先生にお伺いしたく思います。よろしくお願いいたします。
(続きは7月10日発行の創刊号で……)

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