石田衣良ブックトーク「小説家と過ごす日曜日」に掲載された、過去の記事よりQ&Aをご紹介!石田衣良の回答もご覧頂けます。
▼Q▼
衣良さんにとっての親孝行って何ですか?
【A】
ぼく、母親も父親ももう亡くなっているので、正直親孝行ってよくわからないんですよね。個人の経験でいうと、母親はぼくが大学を卒業してフリーターでブラブラしているときに亡くなってしまったんですよ。だからそれ以降の働き始めた姿とか、小説家になった姿を見せていないんですよね。それがちょっと残念だったかな。きっと、心配していたと思うんだよね。それを見せられなかったのは残念で親不孝だったと思いますね。 父親は、何年か前に85歳で亡くなったんですけど、結婚して孫の顔を見せることもできたし、ぼくの本が出るたびに近所の本屋にいって「これ、うちの子どもの本だ」といって買っていったみたいです。父が田舎に家を建てるときには土地を買ってあげることもできたので、そういう意味ではよかったかなと思いますね。 なので、親孝行も難しく考えることはないんじゃないですかね。たまに遊びにいって顔を見て話をする。たまにプレゼントする。あとは、自分が一生懸命生きている姿を、遠くからでも見せてあげることが親孝行だと思いますよ。母原病の親子みたいに、いっしょに暮らして母親のいうことをなんでもきくというのが親孝行というわけではまったくないので、適当な距離を見せながらがんばっている姿を見せてあげてください。
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